RUGBY GUIDE ラグビー解説

ラグビーを観る上で誰しもが経験する事に、「ルールが良く分からない」という事がありますよね。 ですが、現在のラグビーのルールを一から全て細かく説明しようとすると膨大なボリュームになってしまいます。
静岡ブルーレヴズでは、ラグビーの表層のルールを説明するのではなく、現在プレーされているラグビーを形作る方針や思想を紐解きながら、少ない知識でもラグビーのプレーの多くを理解してもらえるコンテンツを提供したいと思います。
このコンテンツを見た皆さんがラグビーの様々なプレーについて理解を少しでも深め、「ふむふむ」と分かってもらえるような、そんな説明を目指します。

■■■その1 ラグビーのプレー、究極の目的■■■

ボールを相手陣に進めて点を取るスポーツである!

ボールを持たないとトライはできないし、ボールを持っていればトライはされない。

ラグビーのスコアと言えば、トライ。 トライは、相手のゴールラインより奥(インゴールと呼ぶ)にボールを置く事。 なので、相手エリアに進まなければトライはできない。

ラグビーのスコアはトライ以外に、ボールを蹴ってラグビーポールの間の上 を通す「ゴール」があるよ。
ゴールにも3種類あって、トライの後に狙える「コンバージョンゴール」( 単にゴールとも言う)、相手のペナルティの時に狙える「ペナルティゴール 」、プレー中に狙える「ドロップゴール」(見る機会は多くなく珍しいよ) があるんだ。
ゴールは、近くから蹴った方が成功確率は高いので、その点でも相手エリア に前進しておく事が重要なんだよ。

■■■その2 ラグビー超シンプルな原則■■■

原則1:ボールの後方からプレーに参加しないといけない

試合開始のキックオフ、キッカーの後ろからプレーに参加!

パスは後ろにしないと✖!

味方が倒れたときに、助けに行くのは後ろから!

ボールを蹴った時、キッカーよりも前にいた人はボールを取りに行ったら✖!

ラグビーの起源は「フットボール」。だけど、起源としてプレーされていた 頃の「フットボール」はルールも地域によって違っていて今のサッカーのル ールともかけ離れていたんだって。
だけど、ボールの奪い合いがあるのはどこの「フットボール」でも共通して いて、奪い合うボールを境に自陣・敵陣とされて敵陣からプレーしてはいけ ない事も、共通していたそうだよ。
その名残からかラグビーも基本的に、ボールの後ろ側(自陣)からプレーし ないとダメで、ボールの前側はオフサイドポジションとなるよ。

原則2:ボールを前に投げても、落としてもいけない

ボールを前(自陣側でなく敵陣側)に落とすと、相手ボールのスクラムになる。

ボールを前の方(自陣でなく敵陣側)に投げてパスしても、相手ボールのスクラムになる。

ボールを前(自陣でなく敵陣側)に蹴る事はOK。ただし、蹴られたボールを追いかけられるのは、ボールを蹴った選手の後ろ(自陣側)にいた選手だけ。

相手エリアに前進する為の一番シンプルな方法は、ボールを持って前に走る事

ボールを前にパスしたり、キックした選手より前にいた選手がボールを取ったりする事がダメなのは、ボールの前は敵陣でプレーをしてはいけないエリア(いわゆるオフサイドのエリア)なので。
ボールを前に落とす事も、ボールを前に動かす点でパスと同様と考えられるよ。

原則3:立ってプレーに参加しなければいけない

タックルされて相手が離そうとするボールを奪うプレーを「ジャッカル」と言う。 ジャッカルされないように、ボールを離さないでいると「ノット・リリース・ザ・ボール」というペナルティ。(ボールを保持したままという意味で「ホールディング」と言う国もある。) ペナルティを取られないために、ボールを後方(自陣側)に置くプレーが一般的。

タックルした相手をそのまま離さないと「ノット・ロール・アウェイ」というペナルティ。タックルされた選手がボールを離せなくなってしまうから。 タックルした選手は、その場から離れて自陣側に立つまでプレーに参加できない。


ジャッカルしようとボールに手を伸ばしても、手や膝が地面についてしまっていると、自分の力で立ってないと見なされ「オフ・フィート」のペナルティ。

ラグビーの基本的な考え方として、「立ってプレー」しないといけないんだ。
タックルされたらボールを離さないといけないのも、タックルしたら相手を 離さないといけないのも、ボールを取りに行く時に寄りかかってはいけない のも、全てこの考え方によるものだよ。

原則4:ケガをしない・させないようにプレーしなければならない

タックルはラグビーの象徴的なプレーだけど、相手をケガさせるような危険 なプレーは禁止されているよ。
上の4つは危険で相手をケガさせてしまう確率が高いのでペナルティになる し、ひどい場合はレフリーがイエローカード(10分間退場)やレッドカード (退場)を出すよ

■■■その3 ラグビーを代表するプレー■■■

実際のプレーを見てみよう!

相手陣のゴールラインの奥(インゴール)の地面にボールを置くと、トライになって5点が入るよ。 ボールを置くのは一瞬でOKだけど、ボールと地面の間に腕や体の他の部位が挟まれていたらトライにはならないんだ。 トライの後は、キック(コンバージョンやコンバージョン・ゴール、もしくは単にゴールとも言う)を蹴る事が出来て、そのキックが入ると2点だよ。 トライ後のキックは、トライをした位置から自陣に真っ直ぐ下がった場所から蹴る決まりになっているよ。 ブルーレヴズのトライの瞬間は、みんなで喜んで大きな拍手を送ってね。

ボールを持って走ってくる選手を捕まえて倒すプレー。前にパスできないラグビーではボールを持って進まないといけないから、それを止めるためにタックルをするよ。 相手は全力でぶつかってきたり、タックルをよけてきたりするけど、その中で自分も相手もケガをしないようにタックルを成功しないといけないよ。 タックルが失敗すると、相手チームにどんどん前進されてしまうけれど、逆に力強いタックルが決まるとボールを奪えるチャンスになるんだ。 激しいタックルが決まったら、選手に大きな拍手を送ってね。

フォワード(FW)と呼ばれる1チーム8人の選手が肩を組み・体を寄せて、相手の8人と押し合いをするプレー。押し合いながら、両チームの真ん中から入れられるボールを奪い合うんだ。 フォワードの8人、中でもスクラムの最前列にいる3人は、試合の勝ち負けだけでなくスクラムでの勝負にも強いこだわりを持っている選手が多いよ。 ブルーレヴズの試合では、スクラムになったら、手や体をたたいたり、足踏みしたりして大きな音を立てて、選手にエナジーを送ってね。


ボールがピッチの外(左右)に出た時に行う、サッカーではスローインに当たるプレー。だけどサッカーと違って、両チームの選手が2列に並んでその真ん中にまっすぐにボールを投げないといけないよ。 ボールを取る選手を他の選手が持ち上げる(リフトと言うよ)事ができるので、身長2m近い選手がリフトされて高い場所でボールを取るプレーは、実際にスタジアムで見ると圧巻だよ。 もうすぐ敵陣ゴールラインの距離でマイボールでのラインアウトはトライの大チャンスだから、ブルーレヴズの試合では大きな拍手で選手を後押ししてね。

ボールを持って走り、タックルしてきた相手を抜いて前に進む事を、ラインブレイクと言うよ。 ラインブレイクをして大きく前進する事ができたら、スタジアムには大きな歓声が巻き起こるよ。ブルーレヴズの選手が何度もラインブレイクをできるように祈っていてね。