2022-2023シーズンで静岡ブルーレヴズを退団となりました江口晃平選手からファンの皆様へメッセージが届きました。改めまして、在籍期間中の多大なるご支援ご声援誠にありがとうございました。

ヤマハ発動機ジュビロ・静岡ブルーレヴズにはトライアウトで入団することができました。日本選手権も優勝したことのある強いチームに入れることが決まった時は本当に嬉しかったです。

入団してからはAチームもすごく強かったですが、Bチームも強くBの試合でも全然負けなかったことが印象に残っています。ベテランの人たちのおかげもあって、すごくレベルの高いチームに入ることができたと実感しました。

1、2年目はまったく試合に出場することができず、このままではすぐに引退になってしまうと焦っていました。でも、田村さんや慎さんに鍛えてもらったおかげで3年目に初めて試合に出ることができてすごく嬉しかったです。その時の状況は凄くつらかったですが、振り返ってみるとその時の経験があったから今までプレーすることができたと思います。

6年間在籍してもちろん試合に出ることが目標でしたが、試合に出ていないことの方が多かったです。

そんな状況でも頑張ろうと思えたのはラグビーが好きだということもありますが、何よりこのチームが好きだったからです。その気持ちがあったから少しでもこのチームに貢献したいと日々思っていました。これからはOBとしてブルーレヴズの活躍を本当に楽しみにしています。

一番印象に残っている試合はヤマハ発動機ジュビロ時代の2020-2021のトップリーグの日野戦です。

日野戦はリザーブでメンバーに入っていましたが、最初は試合のメンバーに入っていませんでした。名嘉さんが怪我したり、コロナの影響で開幕が遅れたりと色んなことがあってその試合のメンバーに入ることができたのですごく印象に残っています。
それだけではなく、日野さんが前半で怪我をしてすぐに出番が来ました。その試合ではトライに繋がるアシストを2回することができてチームのMVPにもなることができました。

試合に出た時はもう自分がやるしかないと覚悟を決めましたし力まずにプレーをすることができました。

あとその試合はラインアウトの成功率も100％だったことが嬉しかったです。ラグビー人生を通してラインアウトの成功率が100％だったのはこの試合だけだと思います。

皆様の応援が力になりましたし試合会場で声をかけてもらったり、写真を撮ってくださったりしたことは凄く嬉しかったです。レヴニスタの皆様の応援は本当に励みになりました。大漁旗を掲げて頂いて応援してもらうのは嬉しかったですし、あの光景を見るのがすごく好きでした。

最終戦に1万人以上のレヴニスタの皆様が来られたのは圧巻でした。あの光景をまた見られるように、これからも静岡ブルーレヴズの応援をよろしくお願いします。本当にありがとうございました。