NEWSニュース

2023.6.21[WED]

【退団選手メッセージ】小林広人選手 Message from Hiroto Kobayashi

【退団選手メッセージ】小林広人選手 Message from Hiroto Kobayashi

2022-2023シーズンで静岡ブルーレヴズを退団となりました小林広人選手からファンの皆様へメッセージが届きました。改めまして、在籍期間中の多大なるご支援ご声援誠にありがとうございました。

小林広人 HIROTO KOBAYASHI

 

 

 

ポジション:CTB

在籍期間:8シーズン (2015~2023)

ヤマハ発動機ジュビロ/静岡ブルーレヴズでのラグビー生活を振り返って

皆さま、8年間応援して頂きありがとうございました。
入団当初は関西から離れた経験がなく、静岡に行くのはとても不安でしたが、応援してくださる皆様のおかげで不安が安心に変わっていったことが懐かしく感じます。また、チームの皆さんも暖かく迎えてくれたので、とても楽しい日々が過ごせました。こんなにもアットホームなチームは他にないと聞きますし、私自身強くそう思います。
特に大学の先輩である山本幸輝さんと同じ大阪出身の松本力哉さんには、入団当初から気にかけて貰い、同期会にも呼んで頂いたりと、可愛がって貰いました。

そして、人として導いてくれた大田尾さん、いじり可愛がりをしてくれた矢富さん(おおきにやっつ)、五郎さん、ラグビーの師匠宮澤さん、早稲田の先輩方にはラグビーだけではなく、プライベートでも大変お世話になりました。先輩方だけではなく同期や後輩達は、来る日も来る日も、しょうもない話を聞かされたり、いじられたり本当に大変だったと思うけど、いつも笑ってくれてありがとう!感謝しかないです。

今回静岡ブルーレヴズを退団することとなりましたが、今後もラグビーを続けられるのは、清宮前監督が私のプレースタイルを築き上げてくださったからだと思っています。

3年目が初出場と遅咲きでしたが、「こういうプレーができないと試合には出せない」と常にブレない絶対的なメッセージがあり、清宮さんを信頼して、一歩一歩前進していけたおかげで、安定したプレーヤーになれたのではないかなと自負しています。5年目、まだまだここからだという時の大きな怪我も私の中では転換期でした。復帰後も中々出場の機会を得られない中、大久保直弥さんや有賀剛さん、スタッフの皆様のサポートのおかげで、またピッチに戻ることができたこと感謝しています。

ヤマハ発動機ジュビロ、そして静岡ブルーレヴズに入団し、特に人と人との繋がりや、信頼関係を築くことの大切さを、ラグビーと静岡での8年間で改めて学びました。本当にありがとうございました。

ヤマハ発動機ジュビロ/静岡ブルーレヴズで一番印象に残っている試合や出来事

印象に残っている試合は色々ありますが、1つ目は2017-2018シーズンの3位決定戦のトヨタ戦です。初出場を果たしたシーズンの最終戦で、1番お世話になった大田尾さんの引退試合でした。大田尾さんの最後の試合を共に戦えたことは、ラグビー人生の宝でもあるし、学びも多かった一戦でした。

マレサウがシンビンになり、14人全員日本人という状況での大田尾さんのゲームコントロール。その後もキックの使い所やサインチョイス、何回観てもしびれます。ぜひレヴズのゲームコントローラーにも、見て学んで貰いたいです。

 

2つ目は今シーズンの埼玉ワイルドナイツ戦です。ホーム戦はメンバーに入りながらも、ベンチを温めただけで悔しい思いをしました。アウェイ戦では、リザーブで後半10分頃から出場する機会を頂きました。トライされた直後の投入だったので、ハーフウェイライン付近で2分ほど準備する時間があり、剛さんから「広人キックチェイス!」と言われました。流れを絶対引き寄せたるという気持ちで走り込んで、良いタックルが決まりました。私が出場したワイルドナイツ戦は練習試合も含め勝利したことが無かったので、初勝利は感極まりました。

 

番外編でこれもワイルドナイツ戦ですが、、2017-2018シーズンのクリスマスのホーム戦です。

前半かなり良い感じで、私も慣れないトライをしたりと、これは勝つんちゃう?という慢心からか、五郎さんのめっちゃくちゃ前めのパスをジャンプしながらキャッチしようとしたら、アウトサイドから来たベンガンター選手に、見たことないくらいえげつないタックルを食らった、あの試合もかなり印象深いと言うかトラウマです。笑 余談ですが、実はそのおかげでジャンクスポーツに出演してます。やられた側の映像でですが。笑

レヴニスタの皆様へ感謝のメッセージ

ヤマハ発動機ジュビロ時代から、本当にたくさんの応援をありがとうございました。在籍8年間で2回前十字靭帯を断裂しましたが、またピッチに戻って来ることができたのは、皆様の暖かいご声援があったからです。プレーヤーとして、また人として成長させて頂いたこの場所を去るという選択に至るまで、何年も悩み抜きました。

今後はプロラグビー選手として、これまで以上に責任感を持って成長していけるように、またブルーレヴズのホストスタジアムで皆様にお会いできるよう、より一層頑張って参ります。

 

その際のヤジはお手柔らかに。(冗談です)

本当に今までありがとうございました!