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2024.5.5[SUN]

矢富勇毅 選手 引退記者会見

矢富勇毅 選手 引退記者会見

日頃より静岡ブルーレヴズへの温かいご支援・ご声援をいただき、誠にありがとうございます。


2024年5月5日(日祝) NTTジャパンラグビー リーグワン 2023-24 DIVISION 1 第16節 LTS presents よつばマッチデー 東芝ブレイブルーパス東京戦(14:00キックオフ/ヤマハスタジアム)をもって現役を引退した矢富 勇毅 選手が試合後に引退会見を行いました。会見でのコメント・質疑応答をまとめましたので、ぜひご一読ください。

矢富 勇毅 選手 引退会見

本日はありがとうございました。引退を発表してから自分が思っている以上の反響がありました。長くやっていたご褒美が最後もらえたのかな?と思っています。

最後の結果自体には満足できませんでしたが、たくさんのレヴ二スタの皆様の前でプレーできたことを本当に誇りに思いますし、すごく楽しい試合だったと思っています。

今は感謝しかなくて、過去に色々なことがあったのですが、その度に皆さまから温かい声をかけていただいたからこそ、最後ここまで来たかなと思いますし、終わり方としてはすごく良かったんじゃないかなと感じています。

Q : 40歳までやると宣言していた時もありました。今日のプレーを見ると全然引退の必要はないなと思いました。なぜ引退を決めたのでしょうか?


A : 40歳までやりたいなという想いもありますし、まだ身体が動く箇所もあったのですが、タイミングというのがあります。

僕が中学からラグビーを始め、高校、大学と色々な決断をするときに素晴らしい人たちと出会い、そのアドバイスの中で色々な選択をしてきました。

まだまだできるという中でも、引退して次のステージへという決断に後押しをしてくれた人がいた。という事が一番大きな理由です。


Q : 次のステージとは、どんなところに進まれる予定ですか?


A : 指導者、教える立場になるというのが元々の最終的な目標です。今後については正式に決まりましたら、皆様にはしっかりご報告させていただきます。

私がヤマハ時代から培ってきた経験を新しい世代に還元していく道に進みたいなと思います。

Q:藤井監督とはどんな話をしていましたか? 


A:藤井監督の存在は私の中で大きく、色々なことを話し、色々な決断をしてくれた方です。

非常に感謝していますし、この方のもとで最後終わることができて良かったなと思います。


Q : 長い現役生活で一番のハイライトを教えてください。


A : 色々ありますが…リーグワンの中で一番手術したのは自分だと思います。

数えてみたら、左足首から始まり、両膝、両肩脱臼、両手首、両頬、鼻など…15~16回の手術をしています。そんな中でも全部復帰できたこと。これが一番のハイライトだと思います。




Q : 復帰できた一番の要因はなんでしょうか?


A : ファンの皆様、チームメイト、スタッフの想いが一番でした。怪我をして辛いときなど皆様の温かい声が本当に助けとなり、復帰できました。本当に感謝しかありません。

どんな時も支えていただきまして感謝です。



Q : 何度も大けがを経験され、その度に復帰をされてきました。この年齢まで現役を続けられた要因はなんだと考えますか?


A : 怪我をするたびに自分と向き合う時間が増えた事が一番の要因かなと思います。

昔の写真などが最近よく出てきます。怪我の度に自分の身体と向き合い、本当に自分に合ったものを探し、復帰に向け努力してきました。先の指導者の話になりますが、そのようなことも教えていけるようになりたいです。


Q : もし、指導者という道に進めたらどんな指導者になりたいですか?


A : 今までたくさんの素晴らしい指導者のもとでラグビーをしてきました。誰かのマネするのではなく、選手から尊敬される指導者、人間として上に立てるような指導者、チームを強くできる指導者になりたいと思っています。もし指導者になったらベテランではなく新人です。どんどん吸収して学んで、素晴らしいと言われる指導者になりたいです。