2023-24シーズンで静岡ブルーレヴズを退団となりました高橋在人選手からファンの皆様へメッセージが届きました。

改めまして、在籍期間中の多大なるご支援・ご声援誠にありがとうございました。

入団のきっかけは、ヤマハ発動機に自分からビデオを送ったことからでした。その時は落とされてしまったのですが、何度かチャレンジした結果、セレクションを経て入団することができました。プレーヤーとしてはそこまで結果を残せていなかったので、ギリギリ拾ってもらえた、という感じです。

試合に出られなかった・活躍できなかったのは本当に悔しいです。でも自分が入団した5年前は、身体も弱かったし、サインも覚えられないし、臨機応変な判断もできない、タックル一発・コンタクトで勝負することしかできなかったけれど、ここで過ごす5年間で本当に成長させてもらえたなと思っています。自分の努力が、試合に出場しチームに貢献するという形では叶わなかったですが、やりきったなと思っていますし、努力し続けたことに後悔はありません。

今シーズンの、延岡キャンプです。あんなにキツイ合宿は人生で初めてでした(笑)

大きな大会でもなく、強化合宿なのに、全日程が終了したときには何人も感極まって泣いていました。こんな合宿あるのかと。今までで一番我慢したなと思います。

1時間のセッションで水も飲めない、手を腰やひざにも付けない、激しいコンタクトを続けながら、合間に3分間ジャンプし続けるとか、10分腹筋し続けるとか、精神的・肉体的に究極に追い込みましたね。

終わった瞬間、「これを乗り越えたんやからもう何が起きても怖くないな」と思いました。

ただ、こんなキツイ合宿なのに、ネガティブな言葉を発する選手は誰一人いなくて。「今日もやりきるか！」「あと3日で終わりや！」というポジティブ発言ばかりで、全員が出し切ろうという気持ちで溢れていました。

そんな仲間のことが、ほんまに、大好きですね。一番助けられたし支えてくれたのはチームメイトだなと。トップ４、リーグワン優勝を、このチームで、この仲間と達成出来たらいいなと思っていました。

あと僕の同期は7人いたんですけど、、、みんなバラバラな方向を向いてて(笑)でも揃ったらめっちゃ面白い、何かハプニングが起こる、そんな仲間でしたね。

できることなら、同期全員で試合にも出たかったなー。僕は退団になりますが、これからも同期の活躍は応援していきたいです。

5シーズン、一度もリーグ戦に出られず表舞台に立てなかったんですが、そんな僕のことを覚えていてくれたり、バックアップメンバーに入ったら喜んでくれたり、こんなに気にかけてくださるんだなと本当に嬉しくなりました。

もっと頑張らなくちゃ、出てない自分が恥ずかしいなとも思いながら、ファンの皆さんの前でプレーしたいという想いが原動力にもなっていました。

また職場の皆さんもめっちゃ温かくて、少ない時間しか仕事もできなかったのに「今はラグビーに集中して、頑張れよ！」と、選手一人ひとりの人生を最優先にと考えてくれ、声をかけてくださっていました。

さらにトレーニングマッチにも足を運んでくださったり、本当に支えてもらったなと思っています。

改めまして、5シーズン僕を応援してくださってありがとうございました。自分としては悔しい気持ちで退団することにはなってしまいましたが、いつも応援の言葉をかけてくださって、本当に力になっていました。

静岡ブルーレヴズは、これからトップ４、優勝を目指してもっと強くなっていくと思うので、これからもチームに対して力が出るようなサポートをしてもらえたら嬉しいです！今までありがとうございました！