2023-24シーズンで静岡ブルーレヴズを退団となりました鹿尾 貫太選手からファンの皆様へメッセージが届きました。

改めまして、在籍期間中の多大なるご支援・ご声援誠にありがとうございました。

6シーズンという短い間でしたが、本当に濃い時間でした。

静岡に来て、静岡を、このチームを好きになって、ここを離れるのは本当に寂しいことなんですが、静岡での生活は人生の半分以上いたんじゃないかというくらい大きなものになりました！

僕が1年目の時の、トップリーグ順位決定戦でNTTコム(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)と試合です。その日はリザーブからの出場だったのですが、かなり緊張していて出てからの10分くらいで5回くらいミスして、、、そこから点を取られてしまいました。

試合はなんとか勝ったけどあわや逆転負けというところまで詰められてしまい僕のせいで試合を壊してしまったので、めちゃくちゃ落ち込みました。

その時に当時監督の清宮(克幸)さんが、「お前1年目でこんな経験が出来たのはすごいことだぞ」と声をかけてくださったのが忘れられないです。どんなに自分が悪いパフォーマンスだったとしても、その言葉を思い出して奮起できるというか、落ち込んでる暇はない！と。自分に喝を入れることができる出来事・言葉となりました。この6年で一番心に残っています。

また共に戦ったメンバーが、みんな僕のこのキャラクターを受け入れてくれて、本当に最高の仲間に出会えたなと思います。

特に外国籍選手は、僕を動物でも見るかのように不思議がっていましたね、特にマリー・ダグラス選手とか(笑)

外国籍選手とはもっともっとしゃべりたいなと思って積極的にコミュニケーションをとってきました。おかげで少しは英語が喋れるようになってきた、かな？自分でも勉強を始めたり、あとはブリン・ホール選手とかキーガン・ファリア選手が練習中とかでも教えてくれました。

同期の矢富洋則の存在は大きかったですね、本当に。いつでも一緒にいました、プライベートでもずっと一緒。このチームを離れると洋則が知った時は相当落ち込んでいましたね。

思い出は、、、全部なんですけど、オフシーズン中に洋則と(昨シーズン退団の白井)吾士矛と西伊豆の方で勝手にサバイバルキャンプをしたことですかね。

自分たちで釣った魚しか食べられないというルールを作ったんですけど、そしたらほぼ一匹も釣れなくて！6時くらいから20時くらいまで(笑)ひもじい思いをして磐田に帰ってきて、、、その夜に食べたほっともっとのかつ丼が一生忘れられないなって、今でもよく話しますね。それくらい仲がいいです。

アトムは最終戦を見に来てくれて、来るの知らなかったからびっくりしましたね。本当に、いい同期に恵まれたなと改めて思います。

グラウンドに立ってると、スタンドからの「鹿尾～！貫太～！」の声が何をしてても耳に入るくらい、いつも大きなパワーを与えてくれていました。皆さんの声援は僕の得意プレーのタックルにつながっていました！！感謝の言葉しかないです。ここで得たたくさんの学びを次のステップでも生かしていきたいと思っています。

これからは別の場所で過ごしますが、また派手なヘッドキャップでガンガンタックルを刺していく姿を見ていただけるように頑張ります！ぜひこれからも応援して下さい。本当に、ありがとうございました！！