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2022.2.21[MON]

【マッチレポート】NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022 第6節

【マッチレポート】NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022 第6節

NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022 第6節

2月19日(土)、リーグワン第6節。

前節、ブレイブルーパス東京に28-59の大敗を喫してからBYE WEEKを挟んで迎えたのは、カンファレンスAとの交流戦だ。初戦は横浜キヤノンイーグルスとのホストゲーム。舞台はヤマハ発動機ジュビロの時代から青いジャージの歴史を見守ってきたヤマハスタジアムだ。

 

ブルーレヴズは、前節の東芝ブレイブルーパス東京戦から先発5人を変更した。PR 河田和大選手とLO 舟橋諒将選手、FL 三村勇飛丸選手の3人は過去2戦のリザーブから先発へ。WTB 11のマロ・ツイタマ選手は2戦ぶりの先発復帰、逆側のWTB 14には伊東力選手が入った。

 

三村選手は11年目、伊東選手は10年目と、ヤマハ発動機ジュビロ時代からチームを支え続けたベテランが再開初戦のスターティングラインアップに戻ってきた。

 

前節のWTBからFBに戻ったブルーレヴズ 奥村翔選手のキックオフで始まった試合は、横浜がいきなり自陣深くでノックオン。開始早々、相手陣ゴール前でチャンスを得たブルーレヴズはPKを得てもショットを狙わず、6分、右ゴール前のラインアウトからモールを押しこみ、サイドに持ち出したHO 平川隼也選手が右中間に飛び込んでトライ。ブルーレヴズが5点を先制する。

続く相手キックオフからも、ブルーレヴズは隙のない攻守で再び相手陣へ攻め込む。ベテランFL 三村選手を筆頭に、横浜のアタックに鋭いタックルを浴びせ、WTB 伊東選手が抜群の読みと勇気あるジャンピングキャッチで相手キックに体を張り、ピンチを防ぐ。相手にミスが出れば、HO 平川選手が出足よく拾って前に出る。青いジャージは前節とは別人の鋭さでボールを奪い、前に出た。横浜がたまらず反則を重ねる。13分、チームペナルティの繰り返しで横浜にイエローカードが出る。正面約20mのPKでブルーレヴズはショットをチョイス。数的優位の10分間を有効に活用するための冷静な選択だった。FB 奥村選手がPGを蹴り込み8-0。

 

さらに次のキックオフだ。捕球しようと跳び上がったWTB 伊東選手に、横浜の選手が空中タックル。1枚目のカードからわずか2分でもう1枚のイエローカードが出た。8-0とリードした上に、15人対13人という絶対優位の時間帯が8分間訪れた。

 

だがブルーレヴズはこの絶好機を活かせなかった。18分、自陣のPKからじわじわと攻撃を継続したブルーレヴズだが、SO 清原祥選手がハーフウェーから相手ディフェンスの背後へ蹴ったキックがダイレクトタッチになり、攻撃権を失ってしまう。こうなると数的絶対不利の横浜に迷いはない。ゆっくりと時間をかけてラインアウトに並び、モールを組んだらボールを出さずにじわじわと前進する。20分、ブルーレヴズのオフサイドからラインアウトへ持ち込むとモールでトライをあげ、ゴールも決まり、8-7の1点差となってしまう。

 

それでもブルーレヴズは、次のキックオフから攻め込むと準備してきたアタックをみせる。左ラインアウトからベテランSH 矢富勇毅選手の高速パスで、NO8 クワッガ・スミス選手がゲインラインを突破し、LO 大戸裕矢キャプテンがもう一発前進。そこから矢富選手が絶妙のタイミングでFL イシ・ナイサラニ選手にパスを送り、相手ディフェンスの意識がFL ナイサラニ選手に向いた瞬間だ。左の逆サイドから走り込んだWTB ツイタマ選手へリターンパスが渡る。フィジカルが看板の大形ランナーがみせたスキルフルなパスディフェンスの裏に出たWTB ツイタマ選手は、東京五輪セブンズ代表の横浜WTB 松井千士選手を鋭いステップでかわしてゴールポスト真下にトライ。FB 奥村選手のコンバージョンも決まり、7点をすぐに取り返す。

15-7と再びリードを広げたブルーレヴズは、何度か横浜に攻め込まれながらも粘り強いタックルで耐え、ボールを奪うとSH 矢富選手、SO 清原選手、FB 奥村選手のキックで陣地を戻す。そしてビッグチャンスが訪れる。35分、FB 奥村選手のカウンターアタックとSH 矢富選手の絶妙なキック、FL 三村選手のタックルでマイボールラインアウトを獲得。ここからのアタックでPKを得ると、ゴールポスト正面5mでスクラムを選択。ブルーレヴズは右サイドからWTB ツイタマ選手が走り込むムーヴで相手ディフェンスを突破。SO 清原選手 がボールを持った時、目の前には2対1の数的優位と大きなスペースが開けていたが、ラストパスはわずかに後ろに逸れ、絶好のトライチャンスを逃してしまう。その後、相手反則を得たブルーレヴズはホーンが鳴ったあとの41分、FB 奥村選手がPGを決め、18-7とリードを広げて折り返すが、相手にイエローが2枚出て、地域的にもポゼッションでも優位に進めた40分にしては小さな得点差で折り返しとなった。

 

それでも後半開始からブルーレヴズは再び追加点のチャンスを得る。44分、ブルーレヴズは横浜陣22m線を越えてアタックを16フェイズまで継続。しかし横浜のディフェンスも崩れない。SO 清原選手はここでDGを選択するが、ボールはゴールポストを逸れた。

 

さらに、その後のドロップアウトをFB 奥村選手が蹴り返すと、横浜が22m線の奥で落球してボールはタッチへ。再び巡ってきたチャンスにブルーレヴズはFWのタテ突破を軸にトライラインを目指す。しかし尻上がりに精度を上げてきた横浜ディフェンスを攻略できず、7次攻撃で痛恨のノックオン。これで潮目は変わった。自陣ゴール前に攻め込まれたピンチからいったんはボールを奪い返し、左サイドにカウンターをしかけたFW 奥村選手がキック&チェイスで敵陣深くまで攻め返すが、横浜も粘り強く戻って攻め返し、51分には50/22キックでレヴズのゴール前ラインアウトのチャンスを得ると、ラインアウトモールであっさりトライ。何度もトライ目前まで迫りながら取り切れなかったブルーレヴズに対し、横浜はあっさりとトライを取りきった。前半から降っていた雨がじわじわと強くなるのに合わせるように、スタジアムを嫌な空気が包む。

そして、その後の時間帯も雨はどんどん強くなる中、ブルーレヴズは流れを引き寄せることができず、67分、自陣ゴール前スクラムで押し込まれ、連続攻撃から逆転トライを許す。とはいえまだ3点差だ。ブルーレヴズはここでベテランHO 日野剛志選手を投入。スクラムを建て直す。しかし試合を包む大きな流れには抗えなかった。74分、再び自陣22m線付近のラインアウトからモールを押し込まれ、4本目のトライを奪われる。18-28。ワンプレーで追いつける7点差以上の差をつけられ、ボーナスポイントも消滅。そのまま悔しいノーサイドの笛を聞いた。

 

大敗からの出直しをかけた大事なホストゲーム。ブルーレヴズはFL 三村選手を筆頭に鋭いタックルで何度もボールを奪い、SH 矢富選手のアグレッシブな高速パスでチャンスを広げ、何度も相手ゴールに迫った。だが絶好のチャンスを活かせず、ピンチにはあっさりトライを許すというあまりに悔しい展開で、最終的には勝点ゼロの逆転負けとなった。

 

次節からは、関東でのビジターゲーム3連戦。まずは千葉・柏の葉でNECグリーンロケッツ東葛戦だ。相手は今季、試合を戦っての勝利こそまだないが、クボタスピアーズ船橋・東京ベイから26点、コベルコ神戸スティーラーズから17点を奪った攻撃力は侮れない。タフな試合になるのは間違いない。だがここで勝たなければ上位進出はありえない。チャンスにトライを取りきる精度を高め、次節こそブルーレヴズの反攻の狼煙をあげたい。