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2025.10.10[FRI]

スポーツ庁「スポーツコンプレックス推進事業(スポーツを核としたまちづくりに資するテクノロジー活用支援事業)」にプロスポーツチームで唯一の採択

静岡ブルーレヴズ株式会社は、スポーツ庁のスポーツ産業の成長推進事業「スポーツコンプレックス推進事業」(スポーツを核としたまちづくりに資するテクノロジー活用支援事業)に係る補助事業者に採択されました。なお、採択されたのは国内で2団体のみで、プロスポーツチームでは静岡ブルーレヴズが唯一の採択となります。


本事業はSCRUM Actionの重点テーマの1つに掲げる「Ecology」に関連する取組みで、昨シーズンよりテクノロジーを活用して取組んでいる「渋滞緩和による顧客満足度向上」及び「公共交通等の利用促進等による脱炭素化」を更に推し進めることに加え、2025-26シーズンからは新たに「地域事業者や自治体との連携による地域経済活性化」にも一連のソリューション内で取組むことで、観戦客や地域事業者を巻き込みながらスポーツを核としたサステナブルなまちづくりに貢献していく計画です。

本事業の取組みイメージ


観戦客にはアプリ内で、

①スタジアム等への移動手段に応じたポイント(CO₂排出量が少ない移動手段ほど高ポイント)を付与

②地域事業者などのリアルタイムマップ(営業状況やおすすめ情報も掲載)

などを提供します。

①で付与されたポイントを試合前後のイベントの参加や地域飲食店の割引などに使用できるサービスを検討していきます。



地域事業者は専用のLINE内で、営業状況やおすすめ情報を文字入力するだけで、その情報がすぐに観戦客のアプリ内のリアルタイムマップに表示されるため、プッシュ型の営業も可能となります。

上記のソリューションを提供することで、試合開催日を中心とした

①脱炭素社会の実現

②顧客満足度の向上

③地域経済活性化

を目指していきます。

取組みの背景

2024-25シーズンより、デジタルなどを活用した渋滞緩和や試合運営におけるCO₂排出量削減(※)に取組んでいるが、公共交通利用などで観戦客が獲得したポイントの利用シーンを多様化することで、これまで以上に利用しやすいソリューションを提供し、ファンと共にCO₂排出量の削減に一層取組みながら、駅前商店街の空洞化などの地域課題解決にも資すると考え、本公募への応募・採択に至っています。

(※)【試合運営における1試合平均CO₂排出量】

【2024-25シーズン】

12.78t-CO₂/試合                                   ↑    

 【2023-24シーズン】

17.78t-CO₂/試合



試合運営における1試合平均CO₂排出量は、昨シーズン比72%と大きく削減。削減できた主な要因としては、

移動エコ活アプリ「moveco」を活用することで自家用車ではなく公共交通機関で来場する方が増えたこと

第16節と第17節の2試合でファンの皆様にも一部ご負担いただき、Jクレジットを購入することで、試合運営にて発生した約39.9t-CO₂のオフセットしたこと

などが挙げられます。

  【参考】<事業活動におけるCO₂総排出量>

     【2024-25シーズン】498.83t-CO₂

    (うち試合運営<全9試合>にかかるもの115.02t-CO₂) 

                                                  ↑

      【2023-24シーズン】458.34t-CO₂

     (うち試合運営<全8試合>にかかるもの142.27t-CO₂)



事業活動における総排出量は、昨シーズン比109%となりました。主な増加要因としては、レギュラーシーズンの試合数増加(16→18)及びプレーオフトーナメント進出による

①チーム移動費の増加

②プロモーション活動の増加

③グッズ製造・販売の増加

などが挙げられます。

今後のスケジュール

2025年10月~11月末頃
新ソリューションの開発   
2025年12月上旬
新ソリューションの提供   
2025年12月21日
ホーム開幕戦
ホームゲームでの運用開始    
2026年3月(※)
運用結果とりまとめ
(※)以降のホームゲームにおいても提供予定です

【SCRUM Action】 静岡ブルーレヴズが重点テーマとして定めた社会課題を中心に、 事業活動を通じてそれらの社会課題の解決に貢献するためのプロジェクト